月塞がり

サークル LoastedSeaweed

喰霊-零- THE LIVE へいってきたよ!

2009/05/03
開場 17:00
開演 18:00
終演 21:10

 渋谷AXにて開催の同タイトルアニメのライブイベント。

http://www.ga-rei.jp/

まずは公開録音

 イメージCDアルバム『百合ームコロッケ』の曲目公演に加えて、ネットラジオ『喰霊-零-超自然災害対策室』の公開録音も行われるとのことだった。
 自分はてっきりライブパート後か、中間に休憩で少しだけやるのかと思っていたけれど、公開録音からの開演。
 いつものタイトルコールで(失敗もなく)勢いよく始まるも、当日は伊藤Pが諸般の事情で欠席。
 ステージには机についた白石さん、茅原さん、水原さんが並び、近況報告の後、続いてあおきえい監督、高山カツヒコ先生が紹介され登場。
 近況報告では茅原さんの"パス"がなんとか回避され、頑張っている感じだった。
 しかし「いい加減に最初に近況聞かれるの分かってるんだから少しは考えて来ようよ」
 などと白石さんのツッコミが入っていた。
 続いて水原さんが、最近の近況報告は茅原さんが神がかっているので3番目はつらいなど本音を漏らし、笑い声で会場が暖まってきたところで本日のテーマへ。

 

テーマは伊藤Pからの『一期一会』

 少々漠然としたテーマにパーソナリティ一同は困惑気味。
 白石さん、水原さん、茅原さんの順でそれぞれトーク。
 白石さんは喰霊アニメとの出会い、水原さんは『ファッションセンター"しまむら"』との出会いについて話す。
 そして茅原さん早速"パス"の危機再来かと思いきや、チロルチョコとの出会いについて話し、しかし最後になって
 「でも、やっぱりお父さんとお母さんかな!」
 とちゃんといつも通りにオチていた……。

 あおき監督は喰霊アニメ化の経緯などを交えて、作品との出会いについて語っていた。
 高山先生は「人の顔を全く覚えないので、3回くらい繰り返して会わないと誰とでも一期一会。でもみんな自分のことは必ず覚えているのでずるい」という話。
 高山先生の風貌で忘れるなという方が無理というパーソナリティ一致のツッコミで一巡したところに、あの大将がお寿司を届けに登場。

 ネットラジオでは、初のゲストとして登場。
 その後ことあるごとに出演しているということもあって、大将はすっかり慣れている様子だった。

 ネットラジオを聞いていない人にとっては、公開録音のイベントなのに寿司屋が寿司を届けに来て大将が寿司の解説をし、パーソナリティ一同がそのお寿司を食べながら話すという、意味不明で異様であろう光景があった。
 さらに当日の目玉は朝おろしたばかりのヒラメとのことで、バックスクリーンに大きく寿司盛り合わせの画像が表示。
 アニメイベントでありながら、最初にスクリーンに映しだされたのは実写のお寿司でという、出だしからしてとても斬新なイベントだった。

 お寿司を食べ、ひと段落したところであおき監督と高山先生が退場。
 少しのフリートーク的な流れの後、白石さんがもう1人のゲストを紹介……、しようとしたところでステージ裏から飯綱紀之役の高橋さんの声が響く。
 セリフとともに颯爽と舞台に登場したのは、金髪のカツラに管狐らしき何かを首に巻きつけた高橋さん。
 会場がどっと沸き、そのままの勢いで高橋さんが暴走機関車トークが止まらなくなり始めた所で、いつものエンディングテーマ。
 登場したばかりなのにと怒る高橋さん。お前が勝手に喋ってるからだろと白石さん。
 
 どたばたの末、公開録音は一応終了し、茅原さんと水原さんが退場。
 暗転して、ライブパートへの準備。
 そのまま白石さんと高橋さんだけが残り幕間トーク。Weeeeeeをやったり、管狐っぽいものを開場にプレゼントしたりした後、セッティングが終了。

白石さんのアナウンス。ライブパート開始

 百合ームコロッケの曲順に沿って、歌い手が登場、歌ってから曲への想いなどを織り交ぜて少しトーク。次の曲という進行。

 盛り上がる曲は盛り上がり、聞き入る曲は聞き入っていた。
 茅原さん以外は公演を見たことのない方々であった上、入れ替わりにアルバムを再現される構成だったので、感動の連続だった。

 特に終盤のAI,IF,そしてReincarnationの連続するセットリストは、最期にスクリーンに黄泉と神楽のイメージムービーがあわせて流れる演出に、感極まった。
 
 続いて水原さんが最後の曲を歌うために登場。
「私が出てきたということは……、次が、最後の曲です」
 と、涙を堪えてイントロへ。
 ED曲『夢の足音が聞こえる』を、アニメ版のエンディングムービーにあわせて歌い、アウトロの途中で水原さんは退場。
 黄泉が何もない白い背景を歩くシーンと、後奏が淡々と進み、公演は終了した。

アンコール

 開場は余韻に浸りつつもアンコールの嵐。
 しばらくして茅原さんと水原さんが揃って登場。
 茅原さんはB'zの稲葉さんがライブで着たことのあるTシャツを、水原さんはKUMAと書かれたジョークTシャツに着替えていた。
 ショートトークからそのままキャラソンを披露。
 2人の息はぴったりで、本当に楽しそうに歌っていた。まるでありし日の黄泉と神楽のように。

セットリストに思うこと

 喰霊-零-は、姉妹の悲壮な別れをメインに描いた愛憎の物語であるのに、アニメ放映後のイメージCDはそれを周到しつつ余韻をもたせ、続くキャラクターソングCDでは楽しかった頃を思い出させるかのような楽曲でメディア展開をしている。
 この日のセットリストもそうだった。
 こういうところに自分は、物語、作品全体を愛して欲しいという製作者側の強いメッセージを感じる。
 キャラクターが死んだらおしまい、結ばれなかったからおしまいという単純な理解ではなくて、いつまでも心に残って欲しいという願いは当然のことだと一見されるが、最近はそれが当然ではなくなってきているのかも知れない。
 どれほどの人気の、いくら多くの作品があっても、たちまち消費され、消えていってしまうような不安。それは寂しさに似た気持ちかも知れない。
 だから余計に自分は好きになったのだろう。

 ただ人気の声優、歌手、音楽家を揃え作らせて売れる分だけ売っていくというような印象は薄く、むしろ気持ちよくはまってゆける作品だ。

 アニメ放映をメインとしたメディアミックスは自分がアニメを知る前から行われていることで、歴史的な経緯ははっきり認識していないけれど、このイベントは喰霊-零-という作品を自分は好きなんだと再認識することの出来た時間だった。

最後は新曲披露

 茅原さんと水原さんが、最後の曲をアナウンスして退場。

 『優しい言霊』が披露された。
 メロウテンポのデュエット曲。再び、黄泉と神楽の別離を回想するかのような楽曲だった。
 
 公演終了後、2階関係者席より関係者がコメントして退場。高山先生には立ち上がるなり「ドラマCD!」のコールが殺到していた。
 この新曲についてメディア化のアナウンスはなかったので、ドラマCD含め自分も期待している。
 
 冥姉さん。冥姉さん。とても大事なことなので三度言います。冥姉さんを。

 なにはともあれ、乙喰霊さまでした。