月塞がり

サークル LoastedSeaweed

映画『クローバーフィールド HAKAISYA』を見たよ

日本公式 http://www.04-05.jp/

 こないだの日曜に見てきた。ひとりでレイトショー。
 普段、映画を見る習慣はないがTwitterで@i2k2が見に行くと随分前に言っていたので、負けじと。

 前情報は公式のプロモビデオだけ。

一言感想

 なんというか、普段映画を見ない人にこそ見て欲しいなぁという感じ。
 普段映画を見ない僕が言うんだから大体あってる。

適当に詳しく矛盾して言うと

 加えて適当に、なるだけ詳しく矛盾して書いてみる。

 とにかく、これは非常に情報量の多い映画だ。
 映像演出はもちろん、役者の演技、台詞、音、常に情報が途絶えることなく進む。というか最後まで延々と突っ走る。
 画面は最初から最後まで、主人公たちの一人が手にしたホームビデオカメラの映像だけで、観客はそれを後から再生し見る形で鑑賞する。
 だが結局のところ、彼らがどうしてこのような目にあうのか、敵は何かなどは全く分からない。観客は1時間半あまりを濁流のような映像情報に晒され続け結局何も分からないまま終わる。

ストーリー

 ヒーローが出てきて悪い奴を倒して終わり、なんて明快なストーリーはない。だけどこれは恋人同士で見ても楽しい要素(アメリカ青春ラブストーリー)も、ダイナミックなSF要素も、追い詰められた人々の心理に迫るパニック映画的な要素も持っている。
 見方によってはタチの悪いブラックユーモアだし、またある日突然平穏な生活が破壊され、パニックに陥いりそれまでの世界観を再構築させるような演出は、ある意味でセカイ系と言えるかも知れない。

かといって一筋縄では理解出来ない難解な映画ではない。

 そこがいいところ。なんか敵が出てきて街がぶっ壊されて、だから逃げる。
 最初は楽しい、途中から怖い、人がたくさん死ぬ、泣きそう、ドキドキする、逃げろ逃げろ逃げろ。
 そういう映画。

 冒頭で述べた普段映画を見ない人向けというのは、単純に頭使わないで見れるよ、深い薀蓄も思想主義も必要なく見れるよという意味ではなくて、見る人それぞれによって得られる体験が全く違う面白いタイプの映画だからだ。
 ホラー映画なのに映像が陳腐すぎて笑えるB級映画としてそれを捉え好む人たちがいる。
 このクローバーフィールドという映画はそういう人たちの"見方を変えたがる"性質を、より多角的にそうなるよう、最初からわざと狙った感がある。

 流通にのるエンターテイメントにはそういったある程度の幅広さみたいなものが最初から要求されると思うのだけれど、僕みたいなのんびり屋に流行についていくのなんてとうに無理で、気まぐれに趣味ひとつはじめるにも既にジャンルが細分化され過ぎていて、はじめに丸1日くらいかけてネット上で調査が必要だったりする。
 ただ、趣味、もしくはエンターテイメントを楽しむことについて、実際は何が最初でもいいはずだ。
 でも最近はそうしなければならないような雰囲気ってのを僕は妙に感じている。

例えばラノベだったら

 とりあえず電撃から読め、みたいな雰囲気?
(ラノベ関連はネットを利用してチェックしないので批評他のサイトについて全く知りませんが)
 主観だと実際他レーベルは安定してなかったり、絵が落書きだったり文も落書きだったりするのだけれど、かといって面白いラノベは電撃だけかというとそうでもない。
 
 好きな本は自分で見つけようよ。
 自分で読んで見つけようよ。
 仮にゲロが出る程つまらない本に当たってしまったとしても、それがどうしてゲロが出る程つまらないのかを理解するきっかけにしよう。
 そのうち「ああ、こういうのはゲロなんだな」ってのが分かってきて、
「お前のテキストマジゲロだな」とか、まだ金も貰ってない契約もしてないどこぞのディレクターにゲロ認定されることも減るだろう。
 もっともっと突き詰めていけば、小学校でゲロを題材に作文書いて授業参観で発表しても、全クラスメイトと保護者が号泣するようなものが作れるようになるはずだ。
 
 という、ゲロみたいな脱線レビューで本当にごめんなさい、としか。
 そのくらい面白い映画だったよ! という様にはちっとも読めないよね。
 でも面白かったんだ。ホントだよ!

 (´ー`)うん